長村(以下O)「しばらく会ってなかったよね。たしか最後に会ったのは19くらいに熱海に友達と行った時ね。」

坂田(以下S)「行ったねえ!私の初運転で!」

O「荒くてめっちゃ怖かったし、俺海で溺れたし。」

S「思い出した!(笑)」

O「こないだ久々に会った時に『なんかすごくイキイキしてる!』と感じて。何があったのかなってすごく気になってた。」

Fashion Model
坂田梨香子(Sakata Rikako

新しいスタート

S「あ、最近脱皮したかな!なんかもう、ありとあらゆる物を脱いだ。」

O「おっ?」

S「色んなモヤモヤとか、今まで悩んできたこと。まだ解決しなさそうなことは根っから捨ててみた。」

O「例えば?」

S「仕事も生活も色々変えてみようと思ったのね。
それも25っていう年齢っていうのが1番のキッカケだったんだけど。
なんかそろそろ固めていかないといけないような気がして、女として。」

O「女として?」

S「それは男もそうかもしれないけどね。(笑)」

O「言われると辛い(笑)」

S「25だったらフラフラやってても巻き返しがきくけど。
26、27になってさぁ『ああしていこう!こうしていこう!』って言ってもね。なんかちょっとネガティブに捉えられちゃう雰囲気ってあるじゃん。」

O「なんか分からなくはない。」

S「それで『その雰囲気には私は逆らえないなぁ。ならどうしようか?』って考えたのね。そこでとりあえず部屋のものとか人間関係の断捨離とかも含めてちゃんと清算して『普通に、シンプルにやりたいことやろう!』って。」

O「部屋と人間関係の断捨離?」

S「もう2年も着てない服とか。これ持っていたいなーっていうものも。」

O「思い出のあるものでも?」

S「うん、記憶で残そうと思って。クローゼット1個分くらいは捨てたね。」

O「もったいない!」

S「すごい捨てたよ。家具とかもどんどん粗大ゴミに出したりして(笑)
その時はなんかさっぱりしたかったのかな?生活が表に出る仕事だからっていうのもあるし。ちゃんと掃除が行き届くような部屋づくりというか。導線がしっかりあるような部屋。生活の質っていう部分を大事にしたくて。」

O「いいね。」

S「『手元に色んなもので溢れてる安心感』より『好きなものに囲まれてる安定感』というか。」

O「うまく韻踏んでる!(笑)」

改めて考える『自分らしさ』

O「戻るけど人間関係の断捨離ってのは?」

S「そう、部屋のことでサッパリしたら人間関係とかも気になってきて。
例えば自分のことを『面白い子』って思ってる人の前では『明るく面白く演じている自分』っていうのに違和感があって。」

O「なるほど。」

S「自分が知ってる自分はそうではないのにね。でもそれを習慣にしているとそうやって身についてきてしまう。『あ、わたしってこんな人間なのかな』って、そっちが正しいのかなって思ってきちゃう。」

O「うん。」

S「それと自分の目標、年齢とか環境とかも同時に深く考えるようになって。『もうこれはおかしいよ』『自分の意思でやりたいことができてない』
こういうことが今までなんか怖くて周りには言えなかったんだけど、自分から動いていくことでそういう考えとかも変わったかな。」

O「友達関係でもそういうことあるよね。周りにに合わせて自分で自分をカテゴライズしていく瞬間みたないの。」

S「あるある。小学生の頃『男の子っぽいね』ってよく言われてた。それで素直に『そういう風になろー!』って思って。スカート1回も履いたことないんだよ!?小学校6年間。」

O「そうなの?」

S「そうなりたくてなった訳じゃないけど、そういう見方を周りにされてたから。自分の思い込みの中でもそうなってるのかなって。どこかそういう感じやすい部分っていうのはすごくあって。見られ方とかすごく気にしてた。」

O「今の仕事もね。」

S「雑誌は自分にとっても読者にとっても夢の世界。そこで表現するにはその世界観にいつも追いついて行かないといけない。
でも結局そうやって自分の目標の1.5倍のところに向かってるんだよね。
それはやっぱり自分らしいのかあって思ってたりもしてる。」

15歳、地元から東京へ。

O「すごく覚えてるんだけど、俺の後ろが坂田だったんだよね。教室の席。
若き坂田は腕組んで脚組んでガン飛ばしまくってた。茶髪で背も高いし、『とんでもないヤンキーいるな』って。入学早々ゲロゲロ。」

S「あの時は方向性が間違ってた(笑)もちろん今だったら違うけど!
あ!じゃあ、いいところはぁ!」

O「あの態度でいいところはないっす(笑)」

S「今はあんな態度は絶対にしない!けど頑張ってたんだもん。『全てに対して中指立てていくぜ!』みたいな。精一杯だったの。『東京で絶対成功するぞ!』って。引き出しが1個しかなかったんだよ!(笑)」

O「ヤバイ奴がいるなあって俺はちょっと憂鬱だった。」

S「人のせいにする訳じゃないけど、わたし情に厚いからさ。喋り掛けられたら思いっきり仲良くなって遊んじゃうからね。」

O「そこは中指立てろよ!(笑)」

自分との付き合い方

O「坂田って常に悩んでるっていうか『一歩先に進む為には』っていうのを人一倍考えてるよね。昔はそう言う話をよく聞かされてた(泣)」

S「これはまだ染み付いてないし意識してやってるんだけど『やってみてから悩もう』って決めた。どうせ悩むんだから、やる前に悩まない!」

O「それはすごい。」

S「だってね、後先考えずに『やっべ』みたいなこと起きたとしても『今生きてるじゃん!』ってことは?『なんとかなるじゃん』!って。」

O「アツい!(笑)」

S「あと私基本的にマイナス思考じゃん?ネガティブなことネガティブなこと毎日毎日考えてしまうけど『でもそれが起きてない!』そうやって考えたらポジティブに生きれるの。」

O「おお。」

S「『いいことある!』『楽しいこといっぱい!』『何でもポジティブに考えなきゃ!』って思って生きててもしちょっとでもイメージと違うことが起きた時私はそんな自分に対応できないと思う。」

O「うん。」

S「だから常に最悪なことを考えてる。から自己肯定力は低いんだけど(笑)でもそれで自分がうまくやっていけるなら、全然そういう方法もありだと思ってて。」

O「自分自身でそれを見つけられるといいよね。」

S「気付くキッカケっていうのは誰しもあると思うんだよね。」

O「どんな時だったの?」

S「私の場合は『30までこのままでいたくない』『余計に心配させたり悲しい思いをさせたくない』って思える人が周りに増えたことかな。今までは若いから仕方ないねって許されてきたこともある。でももう25だからさ。」

『余白』を楽しむ。

S「あとは理想を先に思い浮かべてそれに対して『お金がかかるなぁ』『時間がないから』とかは考えないようにしてる。理想を先に作っちゃえ!」

O「名言!」

S「あ、じゃあ絶対書いといて!(笑)とにかく理想を現実にするの。
どんだけお金がかかっても、とにかく達成してから後のことは考えればいい。」

O「男前」

S「最近は可視化するってのを一番大事にしてる。」

O「可視化する。」

S「メモとかをテーブルに置いて片付けないで思い立ったら書く。なんでもいいから書く。私が毎日やってることは『今日あったいいこと』『明日するべきこと』を書いてそれを絶対達成するの。」

O「それぶっちゃけ達成できてるの?」

S「してるよ!するの!書けば。」

O「昨日の目標は?」

S「朝一に教習所行った!毎日時間に無駄がないの。」

O「教習所行ってるんだ!」

S「バイクの。(笑)」

O「全部男前!(笑)ところでせっかくの機会だからもっと広いこと聞いてしまうけど『人生の大きな目標』ってある?」

S「それはハッキリ答えられないかも。今やりたいことの一個にモデルってのがあるんだけど『将来の為に』『大きい目標の為にどうしてる』っていうよりその時生まれた目標を叶えていってるって感じ。」

O「近いところから」

S「だから先にありすぎる『夢』みたいなことは考えたことがないかも。将来は地元で暮らしたいなとか、そういうことは考えるけど。だからその間にある『余白』みたいなのは楽しみたいな。どういう風になっててもいいなあって。」

O「それカッコいいね!」

S「でしょ?(笑)その時その時を本当に楽しむ。前の話と矛盾するようだけど、歳を重ねるのは怖くない。丁寧にその歳を楽しむ!」

坂田梨香子 1993/12/16(25)佐賀県出身

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