kitchen

面倒な授業は居眠りしている間に終わって、大好きな部活動へ。
思いっきり汗をかいて友達と笑い合う。

好きな子の話で盛り上がったり進路の話をしたり。
誰かと喧嘩してしまって一人で帰る日も。

玄関のドアを開けると家中にいい匂いが広がっている。

もうその瞬間からその日のことはサッパリと忘れて『母ちゃん!早く食べさせてくれ!』と腹ペコメーターはフルスロットル!

『さぁ、今晩はどんなおかず達だ!出でよ!キッチン!』

中学生の僕にとってキッチンというのは、ワクワクをくれる存在だった。

一人暮らしのキッチン

東京で一人暮らしを始めてからのキッチンは、たまに炊飯器が湯気を出すだけの場所になった。

レストランに連れていってもらったある日のこと。

最初に料理長らしき人が来て、これから頂く食材を一つ一つ説明してくれた。
春野菜のこと。
木の実を食べて育った鳥のこと。
お店の雰囲気に緊張していたのでほとんど覚えていないが、その時間はとっても楽しかった。

そうして調理されたものが一皿ずつ出てくる。

説明を思い出しながら一口ずつゆっくり。
どんどん口の中に広がっていく。
もうその時には『おいしい!最高です!』と言いたくなってしまう。

あの感動の正体は一体なんだろう。

旬のモノを使って季節の移り変わりを感じたい。
ある地域で育てられたモノを使って、その場所を知りたい。
もっともっと色んな場所の色んなことを知りたい。

そんな時間を作りたくて、ほとんど自分のために始めます。
同い年で大好きな料理人の古賀真人くんと一緒に過ごしながら。

『俺の地元のこれは自慢だぜ!』

『旅行先で食べたあれがおいしかった!』

そういったものがあれば是非【CONTACT】よりお知らせ下さい!

一人では作らないけど、友達が来る時にはバッチリ気合いが入ってしまう長村でした。