長村(以下O)『屋号の「Romanzo.y」ってどうゆう意味?』

川田(以下K)『ロマンゾは、イタリア語でロマンス。』

O『そうなんだね!その後のyは?』

K『…。』

O『あ!わかっちゃった!ロマンス・ユウカってことか!(笑)』

K『ねぇ、いじるなしー。』

O『いじってないって!(笑)』

K『最初決める時、自分だって分かるように自分の名前も入れた方がいいかなって、それでy付けてみた。』

O『是非是非付けて欲しい。』

K『でも今ね、yをつけていても結局ロマンゾさんって言われるんだよねぇ。悲しいよねー。』

O『名乗る時なんて言ってるの?』

K『ん?ロマゾです!って。』

O『えぇぇぇ!(笑)』

Flower artist
Yuuka Kawata(Romanzo.y)

お花に物語をのせて

K『お花を届けるまでの経緯でいろんな思いがあるじゃない?それぞれのお客さんが持ってくるロマンスっていうか、物語を受け取って、それをお花に乗せるみたいな。私のお花でお客さんの思いを込めて物語を感じてもらえるようにいろんな人に届けます!という意味もあります!』

O『めっちゃ素敵!』

K『でも最初はね「オダキリ生花」っていいじゃん!って思ってたんだよね。わたし、オダギリジョーが大好きでさー(笑)』

O『おぉ。』

K『友達にショップの看板がローマ字でo・da・gi・riってなってたらカッコよくない!?って話したのね、そしたら「オダキリの何なの?ストーカーみたい!」って言われて。たしかに…って(笑)』

O『(爆笑)でもオダギリ生花ってイケてる!』

K『んーでも、欠点あってお客さんにオダギリ生花のオーナーの名前はオダギリだと思われるという。』

O『いや、川田ですけど(笑)』

K『そう!!川田なんだよ!(笑)』

お花との出会い

K『地元の短大卒業して、栄養士の仕事してたのね。介護施設なんだけど、会社の経営が変わったタイミングで辞めたんだ。一緒に働いてた仲の良い人達が皆んな辞めてしまったっていうのもあるんだけどさ。』

O『うん。』

K『それからかれこれあってブライダルの花屋の求人を見つけて、アレンジ作ったりクリスマスリース作れるって書いてあって惹かれて入ったんだよね!もともと作ることが好きだったからそういう芸術的な分野やってみたいって思ってさ。』

O『それが花の仕事との最初の出会い?』

K『そう。そういうのってプロじゃないとできないのかなと思ってたけど初心者でも教えてもらいながら作らせてくれるって書いてあって。仕事しながら技術得られるってラッキーじゃね?って。そこで働き始めるんだけど会社が1年くらいで潰れちゃって。』

O『あれま。』

K『ちょうど楽しくなってきた頃だったし頑張りどきだったのにさぁ。次の就職もブライダル関係でまた始めたんだ。それで働いてるうちにもっと発信源というか、流行の中心を見てみたいなと思うようになって。東京に行って観て触れてみたいと思うようになった。それから実家を出た。』

O『反対されなかった?』

K『お母さんは東京出るの反対だったんだけど、でも「お願い!東京行かせてくれ!」って頼んだ!お金も行ける分くらいの資金は貯めて。それでまぁいいよってなって、上京!』

O『最初の職場選びはどうしたの?』

K『どうせやるなら最先端のところでやろう!と思って表参道にある花屋さんでアシスタントから始めたの。』

O『うわぁ。オシャレそう(笑)』

K『そこは何でもやっていて、特にメディア関係に強い花屋さんだった。めちゃくちゃ濃い1年間を過ごしたよ。仕事内容でいうと、一般的な1年に3年間分の仕事を詰め込んだ感覚だった。』

O『1年が3年…。』

K『とにかくミッションが次から次へと。更にあらゆるところから割り込みが入ったりするんだけど、そのミッションたちを一瞬で並び替えてクリアする感じ!仕事だけじゃなく人間性とかも課題に上がったり、当時は目の前を見るのだけで精一杯だったかな。オーナーは厳しかったけど愛がある人だったな~。色んな生きていく上で必要なこと大切な事を教えてくれたし導いてくれた。その当時はよく分かってなかったけどね(笑)』

O『良かった…。良かったね…(笑)』

K『そこを出てから、言われたことが新しい生活の中で重なることが多くなってきて。それでやっと本当の意味が分かってきた自分がいたんだよね!当時は怒涛の毎日で余裕がなかったけどさ!』

O『はぇー。そのくらいすごく忙しかったんだね。』

K『大変だったけど楽しかったこと嬉しかったことも沢山あったんだ!例えばオーナーに「あんたは作ってる時が誰よりも1番楽しそうや!だいじにしぃ~!」とか言われて嬉しかった〜。』

O『嬉しいね!』

K『それにね、そこの面接厳しいんだけど受かった理由は「変だったから」って言われたのぉ。それ聞かされた時、えぇえ??変とは!?へ、へんとは!大真面目に面接に挑んだのだが!(笑)』

O『変だけど、分かるけど!(笑)なんだったのそれは。』

K『話によるとお菓子作りが趣味で、近所のおばさんみたいにお裾分けするのが好きですぅ!みたいな事をニヤニヤしながら言っちゃってたらしい…。まあ、作り手として変であることって大切なんだということを知ったからいい事だと思っていることにしておく(笑)いろいろ私の悪いとこも良いとこも教えてくれて私の人生を変えてくれた人達だったなぁ。』

理想の働き方

K『辞めてから本当のやりたい事と向き合えたんだ!自分の理想の花屋スタイル!』

O『それはどんな?』

K『1番強く思ったのは人と直で関わって仕事したいなって!誰とでも仲良くなりながらアットホームにやるのが自分にあっているなって。だから今やっている生け込みとかが大好き!』

O『インスタ見たけど店先に飾ってあるやつか!』

K『そうそう。お願いしてもらったお店の人と話しながら、今回はこんな感じです!みたいな風にコミュニケーション取ってやるのが好きで。』

O『良い時間だろうなぁ。』

K『あとはワークショップやったり。』

O『それはこないだやってたクリスマスリース作りのワークショップ!あれいきたかったなぁ。やっぱり子供が多かった?』

K『子供は1人だけで、マダムが多かったよ!女の子で小学5年生っていってたかな。できるかなぁと思ってやってもらったんだけど大人より器用だったりして新鮮だった。教えるのも楽しいし、いろんな人のアイディアや感覚を見るのも楽しい!』

O『1人でやり始めて、でもすごいよね。もう1年くらい?』

K『2月でようやく1年かな?』

O『一足先におめでとう!(笑)』

K『なんか、ありがとう(笑)』

O『でも本当に忙しそうでなにより!』

K『私さ、結構いろんな人に喋りかけるじゃん?』

O『うん。』

K『それで前の職場の生け込み先に「もう辞めちゃうんです~。」って話したら、その後の生け込みも私にお願いしたいって言ってくれて。』

O『すごい。』

K『こうやって自分を受け入れてくれる人がいるんだって事がすごくありがたかった。じゃあもう今なんだなって思って辞めてすぐに独立したの。だから生け込み先の人たちに背中を押してもらった感覚。やっちゃいなよぉって。』

O『なにそれ、えいちゃん?(笑)』

K『チャンスが舞い降りた!って感じだったの。こんなチャンスもらちゃっていいの!?って思った。自分って運そんなにいい方じゃないのにさ。休みの日とか雨降るし台風くるし、遠足も中止になるし。』

O『(笑)』

K『でもいろんなタイミングが重なって自分が独立するチャンスが降ってきた時に、やっぱり嬉しかったしびっくりした。』

気持ちを繋ぐ

O『でっかい目標ってある?』

K『ない!お花大好きだからお花の仕事をしていればいいの、私は。一つだけあるとすれば、今は受注生産のスタイルだけどもうちょっといろんな人が自分のところに足を運んでもらえるような、アトリエショップを作りたいなと思ってるよ。でもそれもでっかい夢とは思ってない!実現できる!』

O『作って欲しいなぁ。』

K『お客さんの目の前で作ってこんな風にしました!ってお花の自己紹介してっていう、ちゃんとそうゆうのもやりたいよねぇ。』

O『いいねぇ。』

K『花の業界って難しくて。ほら、必要ないっちゃないじゃない?でもそれを必要だって思ってもらえるかが花屋の仕事でもあって。』

O『うん。』

K『たった一輪の花でも「これ、家で待ってる彼女に買っていったら喜ぶかな」とか気になってもらって、その先の想像を膨らませてあげてさ。相手を思ったお花だけど考えたのは頼んでくれた人だからその人の個性も入ってるんだよね!それだけでもうロマンチック!』

O『お花買う時にそういうストーリー貰えたら最高に嬉しい!』

K『気持ちを繋いで行くのが花かなって思う。』

O『え、なんか急に深っ!』

K『やだぁーん、はずかしいぃ。』

O『お願いされたらどうゆう風に作るの?』

K『その人の服装とか、その場であげる人のインスタとか見せてもらったりする。結構尖っている写真が多いけど実は優しい人なんです!とか、写真はどういう風に編集しているか、好きな感じのフィルターとかそれで好みを探っていくよ。この人ならこういうのが似合うねみたいな。』

O『すげぇ、あ、そうそう。カワタが作ってるお花たちの良いところってさ、見たら一発でわかるところ。ちょっとエスニック感あるんだよね。』

K『自分の作っている花は発色がいいものだったりとかで。変わった花を使ったりしているんだよね。記憶に残るお花を作りたいと思ってるから、自分でいうのもあれなんだけど表現力で勝負したい。』

O『かっけぇ…。』

これから

O『そういえば初めて会ったのは、共通の友達のコーヒー屋さんだよね。そこでたまたま花とか販売してて。』

K『あの時ロクな話してないよね(笑)』

O『そこに手作りの花瓶があってそれがすごく可愛くて、思わず買っちゃったのが始まりだったかな。』

K『ご覧の皆さんへ。オーダーメイドの花瓶もあります!』

O『リンク貼っておくね(笑)』

K『さっきの目標の話じゃないけど、お花を見て素敵って思う瞬間って、ちょっとだけ人生に癒しというか充実に繋がるじゃん?そういう場が増やせるようにしたいな。』

O『うんうん。』

K『その幸せな時間の積み重ねがその人をどんどん豊かにするわけじゃない?そのきっかけ作りをお花でしたいな。それが大きな目標かなぁ。』

O『今日はおふざけカワタと真面目カワタにやられたなぁ。』

K『私はお花に生かされてるから、沢山のお花をとびっきり綺麗に見せてあげたい!』

Romanzo.y

【Instagram】https://www.instagram.com/romanzo.y/

【web shop】https://romanzo.thebase.in

撮影協力
ふわとろ本舗 恵比寿店